What is Modern Ballet?
モダンバレエとは
モダンバレエとは「クラシック(=古典)バレエ」のような数百年の歴史を受け継ぐ、全幕物のようなものではなく、「モダン=現代」という言葉通りに、今を生きる振付家が、目の前の生徒や踊り手のレベルや世代を考慮したうえで、音楽やテーマを選び、舞踊作品を創作しく舞台芸術です。つま先立ちするためのトウシューズは使わずに、全身を使って表現します。
児童舞踊とは、子どもの健やかな発育と、子どもらしい表現力を育むことを目的に、明治・大正時代に学校教育の中で行われてきたものです。司モダンバレエの教室では、この児童舞踊を創業以来、時代の変化の中で変わっていく子どもたちの心やからだのニーズに合わせ踊りを創作し、普及・継承してきました。
子供も大人と同じ動きを目指す、ダンスやスポーツが多い中、司延子モダンバレエの子供達のクラスは、子供だからこそ出来る表現や踊りの「児童舞踊」があります。子供たちの活発さや愛らしさを引き出す様々なジャンルの踊りを、子供たちは生き生きとレッスンして踊っています。
モダンバレエでは、本来トゥシューズ(爪先立ちで踊るために作られた爪先部分に硬い材質が入った硬質のバレエシューズのこと)は履きません。成長期のお子様の足の健康を守るために、普段は革製の柔らかいバレエシューズでレッスンを行い、舞台では作品によって裸足になったり、布のサテンシューズを使用します。
司モダンバレエ教室が「週1回でも継続可能」なのは、このトゥシューズを履くための訓練を必要としないからでもあります。クラシックバレエ教室では、トゥシューズが履ける年代になったら、週2~4回の練習が必須になります。その理由は、爪先立ちして踊るための技術を習得するための特別な訓練が必要となるためです。体重が重くなれば、不安定なトゥシューズで何回転も回ったり飛んだりすることは危険です。食事制限も行い体型も維持せねばなりません。クラシックバレエは荘厳で大変美しい世界ですが、成長期の子どもにとっては過酷な訓練ともなり得ます。
ちなみに司モダンバレエにも、妖精やワルツ、少女時代のかわいい作品が多数ありますが、その時は、裸足や、布のバレエシューズで踊ることになります。足の健康を保てることや週1回のお稽古で続けれられることは、司モダンバレエの特色の一つとなっています。